Service 建築構造設計・監理

構造設計とは

建築は、人間が生活を営むためのシェルターです。その建築は、構造によりその空間が造られ、その空間が本来の機能を発揮してはじめて建築としての存在価値が認められるものです。建築において、構造は極めて本質的な役割を果たしていることとなります。
構造設計は、建築の設計行為のうち、空間の要求を満たす骨組を、構造設計者が意匠設計者や設備設計者と共同して創造する行為です。その設計は、適切な素材、材料を組み合わせて、想定される荷重、外力に対して、安全で合理的な骨組を造ることが基本となります。

工事監理

設計された図面のとおりに、また設計された目標性能を満たす建築物を構築するためには工事監理が必要です。工事監理とは、工事を設計図書と照合し、それが、設計図書どおりに実施されているか否かを確認することをいいます。工事監理のうち、構造の部分は、構造設計者が行うことが何よりです。

これからの構造設計に求められることは

日本経済の発展は、私たちの建築設計界にも多くの影響を与えてきました。建築に対する社会的要求も、今日、様々なものとなっています。例えば、変化に対応できるフレキシブルな空間及び用途、質及び量における規模の拡大、その時代の要求、土地の有効な高度利用、短期間の建築物の完成などです。このような社会的な背景は、私たち構造設計界の業務環境に、大きな変化を与えようとしています。

これからの建築を考える場合、社会的要求等に対応するために、新しい構造材料、新素材の導入、新しい架構形式、免震・制振構造の採用は不可欠であると考えています。
また、新しい構造材料、新たな性能や用途を持つ新素材が、著しく発展しています。これからの建築を考える場合、社会的要求等に対応するために新しい構造材料、新素材の導入は不可欠であると考えます。

それは、架構システム及び免震・制振構造においても同様です。超高層建築は、新しい架構形式が採用され、また、そのいくつかの架構形式を組み合わす骨組が採用されています。大空間構造においては、構造材料や施工技術の進歩により、社会的要求による大空間を求めて様々な形態が発展しています。免震・制振においては、最近における建築構造の最大の技術革新であるといえます。

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